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米連邦通信委員会が携帯電話の位置追跡を承認
Joanna Glasner

将来の携帯電話利用者は、迷子になったり、道を尋ねる恥ずかしさに耐えなくてもよくなるだろう。
助けが必要になった場合にも、警察や救急隊員たちが、簡単に彼らを見つけることができるだろう。

米連邦通信委員会(FCC)は15日(米国時間)、携帯電話が使われている場所を特定する、グローバル・
ポジショニング・システム(GPS)技術を装備した携帯電話の販売を承認した。

連邦通信委員会は、GPSを装備した携帯電話によって、携帯電話からの911番通報[米国の警察・消防用
緊急電話番号]の発信源を当局が突き止められるようになり、より迅速に救急現場に駆けつけることが
できるようになると述べた。現在のところ警察や救急隊員らは、携帯電話から電話して来た人の居場
所についての詳細な情報がない限り、迅速に現場に到着できるとは限らない。


メーカー各社は、この技術には商業的な利用法もあると述べた。運転手への道案内や、
地域のイエローページへのアクセスを提供する、というような利用法だ。

携帯電話の位置を突き止めるための技術には、大別して2つある。携帯電話内に組み込まれている機器
を利用して位置情報を衛星に転送するGPS技術は、そのうちの1つだ。

もう1つの技術は、携帯電話会社が、通話者に最も近いアンテナとベースステーションの位置から三角
測量して位置情報を導き出すというものだ。

しかし、携帯電話の位置を突き止めるこれらの技術は、プライバシー擁護者たちを憤らせている。これ
らの技術が、利用者の合意なしに使われる可能性があると言うのだ。

GPSシステムの擁護者は、GPS装置のスイッチを切っておけば監視を回避できる、と主張している。

ワイヤレス機器向けのGPSシステムを開発している企業、米スナップトラック(SnapTrack)社のスティー
ブ・ポイズナー最高経営責任者(CEO) は、携帯電話会社の多くは衛星技術に傾きつつある、と述べた。
連邦通信委員会(FCC)の承認は、商業的な利用をはばむ最後の大きなハードルだった。


「今までは、誰もがしばらく成りゆきを見ようという姿勢だった」とポイズナーCEOは語った。
「今回のFCCの承認で、早期の導入が期待できる」

スナップトラック社は、NECと組んで年内に日本で製品を発売することを計画しており、
米国では2000年の後半に発売したいと考えている。

[日本語版:喜多智栄子/合原亮一]
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